NEW妊娠34週の逆子
症状
30代女性が妊娠25~26週あたりから逆子の状態が続いており、改善が見られないことで来院された。
胎児の頭が右側にあり、背中が左側という位置であった。
胎動は確認できており、胎児の健康状態に問題はなかったが、逆子のまま出産を迎えることへの不安を抱えていた。
初診時の触診では、お腹と腰に張りが認められ、足元に冷えが確認された。
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来院者
女性
30 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初回の施術では、脚、手、臀部のツボに鍼を行った。
施術直後、お腹の張りがゆるみ、足元が温かくなるという変化が見られた。
しかし、一回の施術では逆子の改善には至らなかったため、二回目の施術を実施した。
二回目も初回と同様の方針で施術を行った。
二回目の施術後の健診において、逆子が改善していることが確認された。
使用したツボ
まとめ
妊娠中期から続いていた逆子に対して、お腹と腰の張り、足元の冷えといった身体的な所見に着目し、脚、手、臀部のツボへの施術を行った。
初回施術でお腹の張りの緩和と足元の温感が得られ、二回目の施術後には逆子の改善が確認された。
計二回という比較的短期間での改善が得られたことから、母体の緊張緩和と血流改善が胎児の位置変化を促した可能性が考えられる。
妊娠中の逆子に対する鍼灸施術の有効性を示す症例となった。
担当スタッフ
森部光葉









