NEW運動で悪化する股関節のつまり感と違和感
症状

左の鼠径部と臀部に違和感があり、特に股関節にはつまり感を自覚している。高校生の頃から症状が持続しており、サッカーなどの運動時に症状が増悪する傾向がある。症状が強くなると左の腰部や左膝にも痛みが波及する。日常生活に大きな支障はないものの、長年にわたり違和感が持続している。医療機関での受診歴はない。
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来院者
男性
44 歳
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期間
2025年10月 ~ 2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、股関節の内旋時に違和感が出現し、可動域制限も認められた。左の臀部の梨状筋と左肋骨部へ鍼施術を実施した。施術直後から股関節の違和感は軽減し、可動域の改善も確認された。遠方在住のため1回の施術で終了となった。
使用したツボ
まとめ
長期間持続していた股関節部の違和感に対して、臀部と肋骨部への鍼施術が即時的な効果を示した症例である。運動時の負荷で症状が増悪する特徴があり、腰部や膝への症状の波及も認められたことから、継続的な施術による経過観察が望ましいケースであった。1回の施術でも一定の効果が得られたことから、同様の症状を持つ症例に対して鍼施術が有効な選択肢となる可能性が示唆された。