症状

バドミントン部の活動後に左腰部にズーンとした重たい痛みを自覚するようになった。特に腰を反らせたり捻ったりする動作で痛みが誘発される。日常生活での支障は少ないものの、バドミントンのプレー中のパフォーマンスに影響が出ている状態である。また、肩にも違和感を感じることが多い。医療機関での受診歴はない。

施術と経過

初診時の所見では、左腰椎下部を中心に伸展動作や回旋動作で痛みが再現された。背部のツボに対して鍼施術を行ったところ、腰部の緊張が緩和され、動作時の痛みも消失した。バドミントン特有の動きである腰部の伸展や回旋動作に着目して施術を行った結果、良好な改善が得られた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• T4(1.5) L

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

スポーツ活動に伴う腰痛に対して、競技特性を考慮した施術アプローチが有効であった。バドミントンでは腰部への負担が大きく、特に伸展や回旋動作時の痛みに注目することで、効果的な症状の改善につながった。背部のツボへの鍼施術により、即時的な疼痛緩和と動作の改善が得られ、競技パフォーマンスの回復が期待できる結果となった。今後も運動強度や頻度に応じて、予防的なケアの必要性について指導していくことが重要である。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院