NEW腰部から臀部の動作時痛、大腿部のしびれを伴う急性腰痛
症状

掃除道具を抱えた際に突然発症した左腰部から臀部にかけての痛みを訴えて来院した。動作時、特に屈曲や捻転時に痛みが出現し、安静時には症状は消失していた。また、左大腿部後面にしびれを伴う痛みの出現も認められた。夜間の睡眠は可能であったが、日常生活における前屈動作や体幹の回旋時に痛みが生じていた。ぎっくり腰の疑いと考えられた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2025年9月 ~ 2025年9月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の動作確認では、仙腸関節付近に痛みが確認された。背部のツボに鍼をしたところ、症状は大幅に改善され、屈曲時にわずかな違和感を残すのみとなった。さらに背部のツボに追加で鍼をしたことで、違和感も解消された。施術後は動作がスムーズになり、症例者からも満足の声が聞かれた。
使用したツボ
まとめ
急性発症の腰痛に対して、背部のツボへの鍼施術が著効を示した症例である。仙腸関節周辺の痛みに対して、関連する背部のツボへの段階的なアプローチが効果的であった。初回の施術で症状が改善し、その後の再発報告もないことから、適切な施術部位の選択と施術強度の調整が重要であることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広