NEWデスクワークで起きた首の動きづらさと両手の脱力感
症状

デスクワークでの姿勢維持が誘因となり、左右の側頸部に強い緊張と凝りが出現した。後ろから摘まれるような感覚があり、頸部の伸展制限や左の回旋、側屈制限を伴っていた。また、両手に力が入らなくなる症状も時折発生し、全身的な活力低下も訴えていた。医療機関での受診歴はない。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年9月 ~ 2025年9月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
触診所見では左側頸部の緊張が顕著で、頸部の可動域制限が確認された。まず、動きの改善を目的として手足のツボと臀部のツボに鍼をした。その結果、伸展・回旋・側屈制限が改善された。その後、頸部の動きが改善したことで肩上部に痛みが移行したため、膝裏や仙骨のツボに鍼をしたところ、痛みは消失した。
使用したツボ
まとめ
頸部の可動域制限を伴う症状に対して、末梢部や遠隔部のツボを用いた施術が有効であった。特に、手足のツボと臀部のツボへの鍼施術により、頸部の可動域が改善し、その後の膝裏や仙骨のツボへの施術で肩上部の痛みも消失した。全身的なアプローチにより、症状の改善と共に身体の軽さを取り戻すことができた症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広