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症例の鍼灸院:山岡鍼灸院

突発的に出るわき腹の痛み 『原因不明』と言われた不調へのアプローチ

   

突発的に出るわき腹の痛み 『原因不明』と言われた不調へのアプローチ

症状

鍼灸の症例「突発的に出るわき腹の痛み 『原因不明』と言われた不調へのアプローチ」(島根県出雲市)

数ヶ月前から、左のわき腹〜下腹部あたりにかけての不快感や痛みが現れるようになった。
内科でエコー、胃カメラなどの検査を受けたが、いずれも「異常なし」と診断され、はっきりとした原因がわからない状態だった。
症状は一定ではなく、就業中や日常生活の中で、突発的にズキッと痛みが出ることがある。
そのたびに不安感が高まり、「どこに相談すればいいのかわからないまま時間だけが過ぎていた」とのこと。
こうした背景から、「根本的に身体を整えて、安心して過ごせるようにしたい」という思いで来院された。

  • 来院者

    男性

    30 代

  • 期間

    2025年8月 ~ 2025年8月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    4回

施術と経過

初回
左の脇腹〜胸のあたりの痛みが主訴。
全体的に身体がこわばっており、緊張が抜けない様子もあった。
腰臀部・背部・手・膝の内側の部位を中心に施術。
施術後は「少しスッキリした」とのことで、まずは週1回ペースでの継続施術を提案。

2回目
施術直後のすっきり感はあるが、外出や活動量が増えると症状が再燃しやすい。
この日は左胸部〜背部・首筋の緊張が特に目立ち、同部位を中心に調整を行った。

3回目
わき腹の痛みは落ち着いており、胸部やみぞおち周辺に鈍い痛みが残っているとのこと。
施術後は全身の緊張が和らぎ、「深く眠れるようになった」との感想もあった。

4回目
1度大きな痛みはあったが、持続時間は短く、生活の質は改善している様子。
「以前よりも気持ちよく過ごせる時間が増えてきた」との声をいただき、
この日をもっていったん施術を終了。再発時の再来院をご案内した。

使用したツボ

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まとめ

検査では「異常なし」と言われても、
日々の生活で不快感や痛みを抱えていると、不安になってしまうもの。
今回の症例では、身体のこわばりやストレスによる影響が背景にあり、
胸部や腹部の緊張を丁寧に解いていくことで、自然と呼吸や睡眠もラクになっていきました。
「どこに相談していいかわからない不調」も、
全身のバランスを整えることで、回復への糸口が見つかることがある――
その可能性を改めて感じた症例でした。

担当スタッフ

山岡 凌

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