NEW買い物後に発症した朝型の腰痛
症状

買い物後の休憩時に左腰部にズキッとした違和感が出現し、帰宅後には痛みへと進行した。痛みは帰宅時がピークであり、その後安静により軽減したものの、朝の起き上がり時の激痛が継続していた。静止時は重だるい状態が持続し、特に仰向けからうつ伏せになる際や、うつ伏せでの頸部伸展時に左腰部の痛みが出現していた。症状により日常生活での集中力が低下し、精神的な負担も生じている状態である。
-
来院者
男性
50 代
-
期間
2025年8月 ~ 2025年8月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、腹部から下腿にかけての冷えと左側屈制限が確認された。上部腰椎周辺の緊張が顕著であったため、これに関連する膝裏と腕のツボに鍼をした。施術により冷えていた部位が温まり、腰部の緊張が緩和されると共に動作時の痛みも消失した。その後、症状の再発の報告はない。
使用したツボ
まとめ
腰部の急性痛に対して、上部腰椎の緊張に着目し、関連する下肢や上肢のツボへの施術を行った結果、即時的な効果が得られた症例である。腹部から下腿にかけての冷えの改善と共に症状が軽減したことから、全身の血流改善が症状の改善に寄与したと考えられる。初回の施術で症状が改善し、その後の再発もないことから、適切な施術部位の選択により効果的な治療が実現できたといえる。
担当スタッフ
洲崎 和広