NEW朝と外出時の動悸と気持ち悪さで休職
症状

仕事のストレスをきっかけに3ヶ月前から動悸症状が出現した。特に朝起床時や外出時に動悸と気持ち悪さを感じ、人混みや緊張する場面でも症状が悪化する傾向にあった。心療内科を受診し、自律神経失調症の疑いと診断され、投薬治療を1ヶ月継続するも大きな改善は見られなかった。症状により仕事を休職し、外出も控えている状態であった。また、寝つきが悪く中途覚醒もみられた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年2月 ~ 2025年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時、首周りの緊張、浅い呼吸、背部の緊張、腹部の圧痛、足部の冷えが確認された。手のツボと腹部のツボを中心に施術を行った結果、初回から首の緊張緩和と呼吸の改善、腹部の圧痛軽減がみられた。継続して施術を行い、身体の反応と動きに合わせて治療方針を調整した。その結果、朝の気持ち悪さの軽減、寝つきの改善がみられ、動悸症状も徐々に改善。計11回の施術で大幅な症状の改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
自律神経失調症の疑いによる動悸と不眠に対して、手のツボと腹部のツボを主とした施術アプローチが有効であった。特に首や腹部の緊張緩和により、自律神経の乱れが改善され、動悸や不眠といった症状の軽減につながったと考えられる。症状の再燃もなく、継続的な施術により段階的な改善が得られた症例である。