NEW多忙な日々を送る中での全身疲労感
症状

商社の管理職として多忙な生活を送る中で、数年前から全身の慢性的な疲労感に悩まされていた。特にふくらはぎの強いだるさが顕著で、マッサージで強く揉みたくなるほどの症状があった。日常的な疲労感に加え、イライラや集中力の低下も見られ、休日も仕事をするような過密なスケジュールを送っていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時の触診では、表層部は柔軟性があるものの深部に硬結が認められ、股関節周囲の可動域制限も確認された。腰部と四肢のツボを中心に施術を行ったところ、初回から爽快感が得られ、頭部の清明感とふくらはぎのだるさが改善した。2日後に一時的な腰部のだるさが出現したが、2回目の施術時には消失していた。その後、首周りの緊張や腰部の違和感に応じて股関節周囲の調整を行い、症状の変化に合わせてツボを選択しながら施術を継続した。5回の施術で全体的な症状が顕著に改善してきている。
使用したツボ
まとめ
慢性的な疲労感を訴える症例に対し、全身の気血の流れを整えることを重視した施術を行った。特に、腰部と四肢のツボを用いた施術が効果的であり、症状の変化に応じて施術部位を適宜調整することで、全身の疲労感の改善が得られた。多忙な職務による身体的・精神的負担が症状の背景にあることから、今後も定期的なケアの継続が望ましいと考えられる。