症状

サッカーの試合後から徐々に発症した右膝蓋骨上外側の痛みを訴えて来院した。静止時には強いコリ感があり、走行時に痛みが出現する状態であった。痛みによりサッカーのパフォーマンスに支障をきたしていた。医療機関での受診歴はなく、その他の体調不良は認められなかった。

施術と経過

初診時の動作確認では特に異常は認められなかったが、患部周辺に緊張が確認された。まずふくらはぎのツボに鍼をしたところ症状が半減し、さらに腰部の関連するツボへの施術で改善が進んだ。最後に膝裏のツボに鍼をしたことでコリ感が消失した。症例者は症状の改善を実感し、満足した様子であった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 飛揚 R
• 腸鳴 R
• 外委曲 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

サッカーによる運動負荷が膝周辺部の緊張を引き起こしていたケースである。ふくらはぎ、腰部、膝裏の順に段階的に鍼をしたことで、効果的に症状の緩和を図ることができた。運動後の違和感に対して、関連する部位を適切に見極めて施術することの重要性が示唆された症例であった。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院