NEW五十肩の痛みで、左腕の動きが悪い
症状

左肩全体に痛みがあり、特に腕を動かす際に症状が出現する状態が2ヶ月ほど続いていた。
整形外科を受診し、五十肩と診断され、投薬と自宅でのリハビリ方法を指導されるも、改善が見られなかった。
衣服の着脱や家事に支障をきたしており、初診時の可動域は屈曲90度、結帯動作は不可の状態であった。
触診では首と肩のこり、腰部の硬さが認められた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2024年6月 ~ 2024年11月
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頻度
月3回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
左の背中と腰のツボに鍼をした結果、初回施術後には屈曲が110度まで改善した。
自宅でのリハビリがしやすくなった、との報告を受け、2回目以降は、腕や脇腹の張りの緩和にも焦点を当て、施術を行った。
継続的な施術により、屈曲動作は徐々に改善し170度まで可能となった。
結帯動作も段階的に改善が見られ、左手が腰の真ん中まで届くようになった。
13回の施術で大幅な改善が得られ、経過中に症状の再燃は見られなかった。
使用したツボ
まとめ
五十肩による可動域制限に対し、背部と腰部への鍼施術を中心としたアプローチを行った。
初回から可動域の改善が見られ、自宅でのリハビリとの相乗効果により、段階的な回復が得られた。
特に屈曲動作の改善が顕著であり、結帯動作も徐々に改善した。
施術と並行して行う自宅でのリハビリが、効果的に行えるようになったことも、症状改善の重要な要因となった。