NEW妊娠34週逆子
症状

妊娠34週で逆子と診断され、産科から逆子体操を勧められているが、改善が見られない状況である。里帰り出産を希望しており、逆子が直ることを強く望んでいる。腰痛や便秘などの自覚症状はないが、腹部全体が冷えている印象があり、右季肋部下に胎児の頭らしき硬さが触れた。自覚症状はないものの、足の冷えも確認された。
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来院者
女性
30 代
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期間
2025年2月 ~ 2025年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初診では、腹部の冷えと硬さを改善し、胎児の位置を整えることを目的に施術を行った。腰周辺の緊張を緩和し、腹部の柔軟性を高めるために臀部のツボに鍼をした。また、足の冷えを改善するために足のツボにも鍼をした。施術後、腹部の柔軟性が向上し、冷えの改善が期待される状態となった。
2診目の前に触診を行ったところ、前回触診時に確認された胎児の頭らしき硬さが触れなくなっていた。前回と同様の臀部と足のツボに加え、不安を軽減する目的で背中のツボにも鍼をした。3診目でも同様の施術を行い、母体の安定を図った。翌日の検診で「逆子が直っている(頭位)」になったとの報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
妊娠34週で逆子と診断された症例に対し、腹部の冷えと硬さを改善する施術を行った。腰周辺の緊張を緩和し、腹部の柔軟性を高めることを目的に臀部のツボに鍼をし、足の冷えに対して足のツボにも鍼をした。さらに、不安を軽減する目的で背中のツボにも鍼を加えた結果、胎児の位置が変化し、最終的に頭位へと戻った。逆子の改善に加え、母体の安定を図る施術が有効であることが示された症例である。