NEW正座やあぐらが困難な右膝の痛みとむくみ
症状

右膝の痛みが主訴であり、歩行時や膝を曲げた際、特に階段昇降時に強い痛みを感じていた。日常生活では歩行が困難であり、膝を曲げる動作が制限されていたため、正座やあぐらをすることができなかった。整形外科では膝に水がたまっているとの診断を受けていた。膝周りには熱感とむくみが見られたが、その他の体調的な違和感は訴えていなかった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2024年7月 ~ 2024年10月
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頻度
月3回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初診時には膝周りの熱感とむくみが確認され、股関節の動きを改善するアプローチを行った。初回施術後、膝の痛みは減少したものの、完全には解消されなかった。その後、施術を重ねる中で一進一退を繰り返していたが、4回目の施術で腰部へのアプローチを加えたことで症状が一気に改善傾向となった。5回目の施術時点で日常生活における動作は問題なくなったが、正座やあぐらの動作はまだ困難であり、むくみも残存していた。8回目の施術でむくみが改善し、正座やあぐらも可能となり、症状は大幅に改善した。
使用したツボ
まとめ
右膝の痛みとむくみの改善には、膝周辺だけでなく股関節や腰部へのアプローチが有効であった。一進一退を繰り返す中で、腰部の施術が症状改善の鍵となったことが特徴的である。最終的に8回の施術で日常生活の動作が問題なくなり、正座やあぐらも可能となった。本症例は、膝の痛みが股関節や腰部の動きと密接に関連していることを示唆しており、今後の施術においても全身のバランスを考慮したアプローチが重要である。