NEWお尻の重さを伴う膝の痛み
症状

車のブレーキを踏む際や階段の上り降りで膝にズキッとした痛みがあり、日常動作で気になっている状態であった。
医療機関では変形性膝関節症の疑いと診断されたが、特に治療は行われていなかった。また、膝痛に加えて、ももの裏とお尻に重だるさを感じている。
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来院者
女性
70 代
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期間
2024年9月 ~ 2024年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時の触診では、足踏みをしても足が上がらず、膝の曲げ伸ばしがスムーズにできない状態であった。初回施術では、症状が強い右側のお尻、ももの裏、膝の裏のツボに鍼を行った。施術後、ももの裏の緊張が緩和され軽さを感じるようになった。一回の施術で右側は力が入れやすくなり、階段も痛みがなく登れるようになった。左側は引き続き症状が残っていたため、同様に施術をしたところお皿の奥の痛みがなくなり日常の生活に支障は無くなった。最終的に5回の施術で初回10→3まで気にならなくなり、以前と同様に軽い運動もできるようになったため終了した。再発はなく過ごせていると報告をうけた。
使用したツボ
まとめ
膝の痛みと日常動作の困難を訴える症例に対し、お尻、ももの裏、膝の裏のツボへの鍼が有効であった。施術を重ねることで、階段の上り降りや運転時の痛みが軽減された。膝痛に加えて感じていたももの裏やお尻の重だるさも緩和され、日常生活の質が向上した。本症例では、膝周辺だけでなく関連する部位へのアプローチが症状改善に寄与したと考えられる。