二日前、手を伸ばした際に走った脇腹の痛み
症状
受診二日前、左手を伸ばし物を取ろうとした際に左わき腹に痛みが走った。
痛めた直後は大丈夫かと思い、デイサービスに行ったが、やはり痛く、何もできなかった。痛みは次第に強くなり、今はちょっとした動きで痛むため、日常生活が困難になっている。
お孫さんが当院にて治療していたこともあり、ご紹介いただいた。
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来院者
女性
80 代
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期間
2018年8月 ~ 2018年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
これと言った痛い動作は分からないという事で確認していみると、体を右に捻る動作で左わき腹に痛みが出ることが分かった。
痛みのエリアと動きから、関係すると思われるふくらはぎのツボ2ヵ所に鍼をした。
再度動いていただくと、痛みがなくなっていた為、痛みが再発する様ならご連絡をいただくよう説明し、治療を終了した。
後日、その後のご様子をお孫さんに確認すると、痛みはその後再発していないとのことだった。
使用したツボ
まとめ
高齢者の場合、骨折の可能性があるため、まず肋骨の骨折を疑った。
深呼吸、バンザイで脇腹を伸ばす動作や、肋骨を圧迫しても痛みが出なかったため、神経痛に類似した痛みと判断し鍼治療を行った。
鍼の直後より、痛みが大きく変わっている為、骨折は無く、筋緊張から生まれた神経痛と考えられる。