NEWテニスの連戦後に肩と足の甲に現れた痛み
症状

肩と足の甲に痛みがあり、肩はテニスの過負荷による影響で痛めたものである。肩関節を中心に腋窩から肋骨にかけて筋肉痛のような痛みが広がり、動かすと痛みが強くなる。特に内旋・外旋の動きに制限があり、脇腹に引っ張られるような感覚が強く、動かしづらい状態であった。足の甲の痛みは踏み込む動作や荷重時に痛みを感じ、歩行が跛行するほどの影響が出ていた。これらの症状は1週間前のテニスの試合で連戦が続いた後から強く現れた。整形外科で足の甲を診てもらい、レントゲン検査では骨に異常は見られなかった。
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来院者
男性
20 代
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期間
2025年5月 ~ 2025年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、肩関節周辺の緊張が強く、特に腋窩から肋骨にかけて側面の緊張が際立っていた。また、足の甲では第二中足骨と第三中足骨の間に強い緊張が確認された。肩と足の痛みに関連する腰部や股関節のツボに鍼をしたところ、肩と足の痛みが大幅に軽減した。その後、肩甲骨や背中のツボに鍼を追加すると、痛みが約9割消失した。施術後は肩の動作時の痛みが解消され、足の跛行もなくなり、日常生活やスポーツへの影響が改善されたため、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
肩と足の甲の痛みが同時に発生した症例であり、テニスによる過負荷が原因と考えられる。肩と足の痛みに関連する腰部や股関節のツボに注目し、鍼を行ったことで症状が大幅に改善した。肩甲骨や背中のツボへの施術が仕上げとなり、痛みがほぼ消失した。スポーツによる過負荷が原因の痛みでは、局所だけでなく関連する部位へのアプローチが有効であることが示された。
担当スタッフ
洲崎 和広