NEW足裏の痺れと冷感
症状

1ヶ月ほど前から右足裏全体に痺れと冷たい感じが現れた。特にしゃがんでから立ち上がった際に痺れが強くなり、夜寝る際には嫌な感じがしていた。症状は日常生活に影響を及ぼし、特にしゃがんでから立ち上がった時や休息時に不快感が増していた。医療機関での診断や治療は受けておらず、他の体調的な違和感はなかった。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初診時の触診では、症状のある右足とは反対側の左側の腓腹筋に緊張が見られた。この緊張を緩和するため、背部、手の甲、足の甲、臀部などのツボに鍼を行った。初回施術後、右足裏の痺れが軽減し、冷たい感じも緩和された。症状の改善を目指し、計3回の施術を行った。施術を重ねるごとに痺れは徐々に減少し、3回目で痺れがなくなり右足の冷たい感じもほぼ解消され、日常生活での不快感が大幅に改善した。また、カルテを見返したら以前に右のお尻からもも裏の症状で来院した際と同じツボを使用していた。症状が異なるにもかかわらず体に現れる反応が同じであったことが興味深かった。
使用したツボ
まとめ
右足裏の痺れと冷たい感じは、左側の腓腹筋の緊張が影響している可能性があった。背部、手の甲、足の甲、臀部のツボへの鍼が有効であり、初回の施術で症状が半分以下に軽減し3回目で症状がなくなったので終了した。症状の改善には、反対側の筋肉の緊張を緩和するアプローチが効果的であった。また、以前の症状とは異なるにもかかわらず、同じツボが反応したことから、体の反応の一貫性が確認された。さらに、初回施術以降、睡眠の質が向上したことも報告されており、全身のバランスを整える施術の重要性が示唆された。
担当スタッフ
宮島 広介