NEW上咽頭炎による呼吸の浅さとつまり
症状

呼吸がしづらく、胸や喉で詰まりを感じるとともに、倦怠感があり朝起きるのが辛いという症状がある。1年前に風邪をひいてから喉の違和感や倦怠感が続いており、2週間前に再び風邪をひいてから呼吸のしづらさが悪化した。症状は喉と胸に集中しており、最近は常に呼吸のしづらさを感じるようになっている。睡眠も浅く、疲労が蓄積し、運動ができない状態である。過去に上咽頭炎の疑いで診断を受け、治療を行ったが、今回はあまり改善が見られなかった。
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来院者
女性
30 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初診時の触診では、首の緊張が強く確認された。これにより、体の緊張が強く自律神経の乱れがあると考えられた。施術では、首の緊張を和らげるために手のツボを、背中の緊張を取るために手首のツボを使用した。初回施術後、首と背中の緊張が緩和し、呼吸がしやすくなり詰まる感じがなくなった。2回目以降の施術では、首と背中の緊張を緩和し、炎症を抑えるために熱を下す施術を行った。施術を重ねるごとに呼吸が楽になり、倦怠感も改善し、7回の施術で大幅な改善が見られた。
使用したツボ
まとめ
呼吸のしづらさと倦怠感の改善には、首と背中の緊張を緩和する施術が効果的であった。特に、手と手首のツボを用いた施術が呼吸の改善に寄与したと考えられる。症状の再燃や新たな症状の出現はなく、7回の施術で大幅な改善が見られたことから、今後も同様のアプローチが有効であると考えられる。今後は、症状の再発を防ぐために、定期的なメンテナンス施術を行うことが望ましい。