NEW介護職の中腰でズキズキする左腰痛
症状

夜勤中の介護の仕事で発症した左腰部の痛みを主訴に来院した。発症から2日経過しており、特に中腰姿勢での動作時にズキズキとした痛みが出現していた。屈む動作とその後の立ち上がり動作に強い痛みを伴い、動作に対する恐怖心も出現していた。医療機関での受診歴はなく、腰痛以外の随伴症状は認められなかった。
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来院者
女性
30 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、中腰動作時の可動域制限が顕著で、左腰部に著明な筋緊張がみられた。施術では、動作との関連性を考慮し、ハムストリングス、脛、肘のツボに鍼をした。最後に仙腸関節周囲の緊張緩和を図った。施術後は動作時の痛みが改善し、仕事への復帰の見通しが立つまでに回復した。
使用したツボ
まとめ
介護職における腰部への負担が誘因となった急性腰痛の一例である。動作時痛と筋緊張に着目し、関連する下肢や上肢のツボへの鍼施術を行ったことで、即時的な効果が得られた。仙腸関節周囲の調整を加えることで、より効果的な症状の改善につながったと考えられる。職業上の動作特性を考慮した施術アプローチが、早期の症状改善と職場復帰に寄与したと示唆される。
担当スタッフ
洲崎 和広