食事の時に突然現れた顎の痛み
症状
2日前に夕食時に突然右の顎に痛みを感じた。モノを食べる(噛む)と「ズキン」と激痛が走る。
一日経てば良くなると思い一日放置してみたが、少しだけ痛みが引いただけで良くなった感じがしない。食事をするのがとにかく辛くまともに食事をする事ができない。
以前別の症状で来ていた当院に来院。
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来院者
男性
30 代
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期間
2016年7月 ~ 2016年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
<一診目>
詳しく話を伺うと「モノを噛む」動き以外では痛みはほとんど出ない。
顎の周辺を触診すると頬と首に強い緊張と圧痛を確認できた。
これは胸椎に問題があると考え、背中を触診すると特有のコリを確認できた。関連する手のツボに鍼をしたところ、痛みが大幅に改善した。
大きな変化が確認できたのでこの日は施術を終了した
<二診目>
モノを噛むときに少しは痛みが出るが、かなり調子が良い。ただ違和感がかなりある。
前回と同様の施術に加え、側頭部を緩める治療も追加したところ違和感は大幅に緩和され、痛みも消失した。
強く歯を食いしばっても痛みが出なかった為通院を終了した。
1ヶ月後、別の症状で来院した時に顎はあれから全く痛くないと報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
胸椎の歪みが顎周りの筋肉に影響を与えたと考えられる。原因を正確に判断する事で素早く改善できた症例。「顎関節症」など症状の名前がついたものでも名前に捉われず全体を見る事で大きな成果を得る事ができる。鍼だからできる事だと言える。