NEWコロナ後遺症による頭痛とめまいの症例
症状

コロナウイルス感染後、頭痛とめまいが続いている。症状は2年前の感染以降、毎日のように現れ、特に頭全体にズキズキする痛みが特徴である。頭痛と眩暈は1日の中で1〜3回ほど発生し、日中に起こることが多いため、夜間制の学校に通う学生であるが、時には休むこともある。医療機関を受診したが、原因が特定されず、処方された薬でも改善が見られなかった。また、朝起きることができないという体調的な違和感も訴えている。
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来院者
女性
10 代
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期間
2024年7月 ~ 2024年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初診時の触診では、首と肩の過緊張が確認され、首の動きに制限が見られた。施術では、首の緊張を緩和し、熱のバランスを調整するために手のツボと背中のツボを使用した。初回施術後、首の緊張が緩和され、動きに変化が見られたが、頭痛は次の日に再発したものの、痛みの程度は軽減したと感じられた。2回目以降の施術では、熱のバランスを整えることを意識し、首と肩の緊張を取り続けた結果、頭痛とめまいの頻度は徐々に低下し、10回の施術を経て改善が見られた。
使用したツボ
まとめ
本症例では、コロナ後遺症による頭痛とめまいに対して、首と肩の緊張を緩和する施術が効果的であった。特に、熱のバランスを整えることが症状の改善に寄与したと考えられる。今後も定期的な施術を続けることで、さらなる改善が期待される。