NEW競技中の膝の痛みでパフォーマンス低下
症状
サッカーの練習中、ジャンプ動作をした際に左膝蓋骨の下から外側にかけて痛みが出現した。発症から1週間が経過し、静止時には痛みはないものの、ジャンプ動作や競り合いなど荷重がかかる動作時に痛みが誘発される状態である。この症状により、部活動でのパフォーマンスが著しく低下している。医療機関での受診歴はない。
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来院者
男性
10 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年1月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の動作確認では、膝関節の屈曲伸展に制限はなかったが、正座をして左側に荷重をかけると痛みが誘発された。施術では、膝の動きに関連する臀部、腰部、膝裏のツボに鍼をしたところ、痛みは大幅に軽減した。さらに背中のツボへの鍼により、症状は完全に消失した。施術後、誘発動作でも痛みは認められなくなった。
使用したツボ
まとめ
膝関節周辺の痛みに対して、膝周囲だけでなく、運動連鎖の観点から臀部や腰部、背部まで含めた包括的な施術アプローチが有効であった。特に背部への施術が決め手となり、即時的な効果が得られた。スポーツ活動における膝の痛みに対しては、局所だけでなく全身的な視点での施術が重要であることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広