NEW腰を痛めてから、長時間歩くことができない
症状
2週間前、腰に違和感を感じたまま仕事を続けていたところぎっくり腰になってしまった。
職業柄、長靴を履いたままかなりの距離を歩く必要があるが、腰を痛めてからは50mほど歩くと左太ももの前の激痛でうずくまってしまう。
2日前から、痛みだけではなくしびれも伴うようになってきた。現在は太ももの感覚が鈍くなっているのか、自分で触ってもあまり触られている感覚がない。
歩く以外だと、ずっと座る・ずっと立っていると痛みがある。
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来院者
男性
40 代
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期間
2024年6月 ~ 2024年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
腰から臀部にかけて触診をしたが、目立つ硬さはなかった。そのため、痛み・しびれが出ている場所から腰のツボに鍼をして初回を終了した。
2診目は更に手首にも鍼を追加。すると、3診目後に1日の中で起こる激痛の回数が減った。また、大腿部の触覚も少し回復した。
3診目翌日に痛みがかなり緩和したとの証言を得た。そのため、そこから2回同じ方針で施術を行った。
5診目終了後には仕事に支障が出ることはなくなったため、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
今回のように筋肉の硬さがなくとも、強い痛み・しびれが出るケースがある。
選んだツボは筋肉に作用させるよりも神経への作用が強いものばかりだったが、今回はそれが功を奏した。
施術者が単に筋肉の硬さを拾えていない可能性も考慮しつつ、筋肉の硬さ以外が原因である可能性も頭に入れ施術を進める必要がある例だった。