NEW再発した腰椎ヘルニアの症状
症状
右側の腰部から足部にかけての痛みとしびれを主訴として来院した。症状は半年前に突然発症し、右臀部周辺の痛みと、スネからかかとの外側に沿った痛みとしびれが特徴的であった。座位姿勢の持続により症状が悪化し、立ち上がりや寝返り動作時にも痛みが出現していた。1年半前に椎間板ヘルニアの手術歴があり、今回の症状は手術時と同様の症状であったため、医療機関の受診はしていない。
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来院者
女性
30 代
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期間
2024年10月 ~ 2024年11月
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頻度
月3回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初診時の動作確認では、腰部後屈時に足部外側への放散痛が確認された。症状の改善を目的として、膝のツボとふくらはぎのツボを中心に施術を行った。初回施術後、腰部後屈時の痛みに軽減が見られ、2診時には全体的な症状の改善が報告された。その後も腰部および臀部の状態を観察しながら、適切なツボへの施術を継続した結果、3回の施術で症状は大幅に改善した。
使用したツボ
まとめ
椎間板ヘルニアの手術後に再度発症した腰部から下肢にかけての痛みとしびれに対し、下肢のツボを中心とした施術アプローチが効果的であった。特に膝とふくらはぎのツボへの施術により、短期間での症状改善が得られた。座位姿勢による症状増悪が特徴的であったが、3回の施術で症状は改善し、日常生活動作における支障も軽減された。今後は再発予防のため、定期的な経過観察が望ましいと考えられる。