ツボネット ホーム

症例を投稿した鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

NEW子育て中の前屈やしゃがみ動作で痛む腰痛

NEW子育て中の前屈やしゃがみ動作で痛む腰痛

症状

数ヶ月前から子どもの抱っこを契機に腰部にズキッとした痛みが出現した。靴下を履く動作やしゃがみ込み、前屈時に痛みが生じ、日常生活では腰痛が出ないように慎重に動作をしている状態であった。マッサージを受けた経験があるが改善は見られなかった。他の身体症状は認められなかった。初診時の所見では、前屈動作やしゃがみ込み動作で痛みが確認され、また下肢の挙上制限も認められた。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2022年12月 ~ 2022年12月

  • 頻度

    月3回程度

  • 通院回数

    3回

施術と経過

肩と仙腸関節の連動性の低下が認められたため、その改善を目的として肩のツボに鍼をした。また下肢の可動域改善を目的に足の甲のツボにも施術を行った。初回施術後、しゃがみ込み動作時の痛みと下肢挙上時の違和感は消失した。2回目以降は、洗顔など特定の動作時に残存する痛みに対して、足部やお尻のツボを中心に施術を実施した。施術を重ねるごとに日常生活での困難な場面は減少し、3回の施術で症状は大幅に改善した。施術期間中の症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

本症例は、育児による腰部への負担が誘因となって発症した腰痛であった。初期評価で、肩と仙腸関節の連動性の低下および下肢の可動域制限が認められたため、これらを改善することで腰部への負担を軽減する方針で施術を行った。肩のツボと足の甲のツボへの施術により、しゃがみ込み動作時の痛みと下肢挙上時の違和感は初回で改善した。その後、特定動作時の痛みに対して足部とお尻のツボを用いた施術を行うことで、日常生活動作の改善が得られた。3回という比較的少ない施術回数で症状が改善したことから、腰痛に対する鍼灸施術の有効性が示唆される症例であった。

症例を投稿した鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

症例を投稿した鍼灸院