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症例を投稿した鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

NEW首の動きが悪く呼吸しづらい肩こりと頭痛

NEW首の動きが悪く呼吸しづらい肩こりと頭痛

症状

数年前から首肩こりと左肩甲骨内側のしびれ、頭痛を自覚していた。特に直近1~2ヶ月は症状が増悪している状態である。左肩甲骨周囲にチリチリとした痛みがあり、首は振り向く動作で違和感を感じていた。頭痛は締め付けられるような感覚で、特に疲労時に出現しやすい傾向にあった。これらの症状により呼吸のしづらさも自覚していた。整体やマッサージで対応していたが、改善は一時的であった。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2022年5月 ~ 2022年6月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    4回

施術と経過

初診時、頸部の回旋時可動域制限と著明な筋緊張、特に左肩甲骨内側部の緊張が顕著であった。頸部の筋緊張緩和を目的として背中のツボ、肩甲骨内側部の緊張緩和のために手のツボに鍼をした。初回施術後、頸部の可動域制限は改善し、肩甲骨内側部の緊張も軽減した。2回目以降は頭痛緩和を目的として足のツボを加えて施術を行った。施術を重ねるごとに首の違和感は軽減し、チリチリとした痛みも消失した。頭痛も徐々に改善がみられ、4回の施術で大幅な改善を得ることができた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

本症例は、長期にわたる首肩こりと頭痛、左肩甲骨内側のしびれを主訴とする患者である。初回施術では頸部と肩甲骨周囲の筋緊張の緩和に焦点を当て、その後頭痛に対するアプローチを追加することで、効果的な症状の改善が得られた。気になる部位が移動した際は、その都度適切なツボを選択して対応した。特筆すべき点として、呼吸のしづらさを伴う症状であったが、筋緊張の緩和に伴い、それらの症状も改善した。4回という比較的少ない施術回数で大幅な改善が得られたことから、症状の原因となる部位を適切に見極め、段階的にアプローチすることの重要性が示唆された症例である。

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