3日前に起きたギックリ腰
症状
金曜日の仕事終わりに椅子から立ち上がろうとしたときに腰から崩れるような痛みとなり動けなくなった。土曜日に整形外科に受診『ほかの人と比べ腰の骨の湾曲は少ないが骨自体には異常ない』と言う事で痛み止めの成分が含まれた注射をしたがあまり効果がなかった。痛み止めの薬・胃薬・筋弛緩薬を処方され少し眠れるようになった。日曜日も安静に過ごしていたが家族の力を借りないと動けない程家庭内の生活も苦しかった。起き上がるのが辛く、移動しようと歩き出すと腰を伸ばせなくてくの字になる。
月曜日、仕事行ける状態ではないことを会社に報告すると当院の紹介を受けた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2023年8月 ~ 2023年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
左側の腰臀部の緊張が強く動きの観点から仙腸関節部腰部股関節部の伸展の動きの改善を考えた。関連する臀部・足指・背中のツボに鍼をすると腰を伸ばして歩くことが可能になった。他の腰の動きを中心にみていくと中腰の肢位をとると右の腰部が重怠く痛むとのこと。そこで背部、後頚部のツボに鍼をすると半減した。
次の日、『ほとんど動けるようになった。家族も驚く程であった。仕事を考えると中腰が多いのでこの痛みだけ何とかなれば』とのこと。前日のように左右差はなく腰椎下部の痛みであった。そこで関連する臀部のツボに鍼をするとクリアーになったため施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
その時々の動きの改善を考え施術に当たりました。本症例のポイントは急性期であったことから炎症反応に対応したことと腰部だけではなく連動した動きを考える上で股関節・仙腸関節部の動きも取り入れたことであります。
担当スタッフ
洲崎 和広