過負荷になると痛い脛(シンスプリント)
症状
バドミントン部に所属しており春先から部活動中の脛の痛みを覚えた。症状も大会など連戦があると痛みが強くなる。その時には『シンスプリント』と整形外科で診断を受け、痛み止めの薬・湿布を処方された。ただ、あまり効果は感じられず、そこから近所の整骨院に通院している。患部に電気治療・手技治療をメインに当院に来るまで行っていたが1週間後に大きな大会があることから違う手段として連絡をいただいた。
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来院者
女性
10 代
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期間
2022年7月 ~ 2022年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
2回
施術と経過
来院時は、大会も近いことがあり練習が重なりピークに近い痛み方をしていた。歩行時の痛みに加えしゃがむ動きを行うと強い痛みを発していた。そこで患部と関連深い背中のツボに鍼をした。患部は緩まったが動作時痛に変化はなかったため患部の緊張を抑えるために直接施術を行った。すると動作時痛が消失した。
2回目、大会の前日に来院され『施術後に部活があったため少し戻ってきたがそれ程強くはない』とのこと。痛みも前回は両方あったが今回は左側のみになっていた。施術方針は同様、仕上げに足首の動きを良くすることを加えた。
大会後に経過良好である報告を受け、違う個所など相談を受けている。
使用したツボ
まとめ
シンスプリントは胸椎下部の緊張と関連深いことに注目したのが本症例のポイントであります。
また、炎症反応が強く出ていたこと・足首の動きが悪く脛に負担が増していたことなど周辺組織にも目を向けることでコンディションを高めることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広