真横までしか腕が上がらない
症状
「五十肩の残り」のような症状があり当院へかかられたことのあるご家族のすすめでご来院。
2年ほど前に五十肩(特に左の症状が強かった)。半年で痛みはひいたものの両腕を上げるときに辛い。現在は右腕が気になり外転(外から上げる動き)90度程度までしか上がらない。
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来院者
女性
50 代
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期間
2017年10月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初診の際には右腕を上げるときの痛みを強く訴えていたが、左も外転100度程度と上がらなかった。
症状の訴えの強い右のほうが首~背中全体に硬さがみられたため、和らげるツボに鍼をした。
肩関節の動きに関係する首の緊張があったため足首のツボ、さらに腕の外転が辛いため足のツボを選択した。
施術後に確認したところ左の腕も上がるようになっていた。左右ともにほぼ真上まで上がった。
2診目(2日後)腕が上がる状態は続いているが、背伸びして手を伸ばして上にあるものを取る時に痛むことに気づいた。
背伸びをしなければ、腕を上げても痛くない。背伸びをして物を取る時はふくらはぎに力が入ったり首を傾けた姿勢になることを参考にし、首の動きに関係する背中のツボに鍼をした。
施術後、どの様な動きをしても痛みがでないことを確認。
使用したツボ
まとめ
左側のツボをとることはなかったが、左右ともに改善した。
右が大きく動かせるようになったことで、背中や脊柱の動きもよくなり左側へも良い影響を与えたといえる。