鳩尾の上に異物感を感じる
症状
5〜6年前より、鳩尾の上辺りが重く、どこか存在感があり、
病院で、検査を受けたところ、逆流性食道炎と告げられる。
それから、5年間の間に、症状は、良くなったり、悪かったりを繰り返している。
最近は特に、調子が悪く、胃カメラで調べたところ、悪化しているとのことで、薬の量を増やしが、効いている感じがしない。
その他の症状:動悸・不整脈 病院で検査の結果、心臓には異常なし
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来院者
女性
60 代
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期間
2020年3月 ~ 2020年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初回:背部を触ると、右肩甲骨内縁の筋肉が、異常に固く筋張っていた。胸の動悸と鳩尾上の異物感を寛解する目的で、手足のツボに鍼を行う。
経過)初回の施術以降、1週間、鳩尾上の存在感は感じない。脈の飛ぶ感じは変化なし。
2~4回目:1回目の施術以降、鳩尾上の異物感は再燃していないが、脈が飛ぶ感覚は、不定期に起きる。
2回目〜4回目:第1回目の施術に加え、右肩甲骨内縁の筋ばりをほぐすように鍼を行う。
1週間の間に、徐々に脈が飛ぶ頻度が少なくなる。
5回目)5回目施術以降、鳩尾上の異物感も動悸も起きていため、その後は3週に一度、再発防止のために、通院中。
使用したツボ
まとめ
本症例では、胃の不快感だけではなく、不整脈も伴っていた為、循環器に重篤な疾患が隠れていないか慎重な経過観察を必要とされたが、病院の受診と並行して鍼灸を行うことで徐々に回復が観察された。