目の奥の痛み、吐き気をともなう頭痛
症状
夜勤のある職業に就いており、寝不足になると肩が張ってきて、頭が痛くなる。月経前などに起こりやすい。
症状が思いときには、右目の奥から後頭部にかけて「雑巾絞りをされているような痛み」があると訴える。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年4月 ~ 2021年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
患者の頭部に触れてみたところ、後頭部から首、肩にかけて強い緊張がみられた。
同時に、腰部にも強い緊張がみられたため、この2か所の緊張を緩めることを目的に、臀部に鍼をした。その後、頭から首にかけての緊張をゆるめるため、背中のツボに鍼をした。
1週間後の2診目、症状は緩和されてきており、頭痛は出ていない。右肩の張りがあるという訴えがあったため、1診目と同様の施術をし、これに加え、手のツボに鍼をした。また、腹部の状態を整える目的も兼ねて足のツボにも鍼をし、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
患者が目に現れる症状を訴えるとき、後頭部から首肩にかけて強い緊張が認められるケースがほとんどである。その、首、肩の緊張を生む原因はまた別の所にある。患者は夜勤があり、立ち仕事も多いということで、腰臀部、足に着目したところ、顕著な緊張がみられた。これら部位の緊張を緩和させることにより、主訴の改善をみることができた例である。