突然痛み出した顎関節症
症状
半年前から開口時の顎の痛みに悩んでおり、行きつけの歯医者に行ったところ顎関節症と診断されマウスピースによる治療を続け物を噛み締めたときの強い痛みはなくなっていた。しかし一週間ほど前から朝起きた時から口を開けることが辛くなっていた。左側の背中から肩、首、顎まで重だるく肩こりを伴っているような感覚がある。以前腰痛で治療をしたことを思い出しご来院いただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2021年2月 ~ 2021年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
顎を開ける動作が辛い。顎を無理のない程度開けてもらうと指2本分程度開けると痛む。
顎関節症に関連する腰のツボに鍼を行ったところさっきより口を開けるのが若干楽になる。
さらに肩や顎の筋肉の緊張を緩和させるため手の甲のツボ、肩のツボに鍼を行う、すると痛みは伴うが指3本分口を開けることができるようになった。
2診目
指3本ほどなら口を開けることができるようになっていた。しかし思いきり開けると左に痛みが現れる。
前回と同様の施術に加え首の痛みに対応する背中のツボと脇の下のツボに鍼を行った。
思い切り開けると若干痛みは現れるが来院時より減少した。
症状が落ち着いてきたことから一週間開けてご来院いただく。
3診目
一週間経過しても問題なく食事ができるようになった。
症状安定のため前回と同様の施術を行い。治療を終了した。
使用したツボ
まとめ
もともと腰痛や肩こりに悩んでいた既往歴があったため肩や腰の緊張が関連していた。顎関節症の多くの場合、肩甲骨の動きと関連する場合が多くその部位を調整することで痛みが緩和されたと思われる。