肩こりで吐き気を伴う頭痛
症状
10年前からこめかみの頭痛と肩のこり感に悩まされている。
ひどい時は嘔吐することもある。
多い時は週に2~3回、少ない時は月に数度とムラがある。
webサイトの雰囲気がよかったので当院へ来院。
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来院者
男性
20 代
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期間
2018年6月 ~ 2018年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
こめかみの部分に触れてみると張り感が左右で明確に違い、右側の緊張が顕著だった。
また肩凝りが特定の場所ではなく肩全体が張っており、「どこを触られても痛い」状態。
座った状態で首を後ろに倒すと、右側の首の後面が痛む。
1回目
こめかみと首の緊張を和らげるため、背中と手のツボに鍼をした。
再度こめかみに触れると、患者さんもはっきりわかるほどしっかりと緊張が取れており、さきほど厳しかった首を後ろに倒す動きも良化した。
肩の緊張を解くために全身を観察したところ、胃の周りの緊張が高く、本人も触れられるだけで「嫌な感じがした」とのこと。
この部の緊張が肩凝りに関わっていると考え、仰向けで腕のツボに1本鍼をした。
10分ほど置鍼(鍼をうった状態で待ってもらう)すると胃の緊張がはっきり軽減されていた。
座った状態で肩の緊張を確かめるとかなり軽減したので、初回の治療を終了した。
2回目
1週間後に来院。
先週に治療以来、頭痛も吐き気もなかったとのこと。
軽減したとはいえ、こめかみと肩の張り感は気になるので2回目の治療を行う。
先週よりも肩の全体の張り感は軽減し、凝っているポイントがよりはっきりしている。
デスクワークで指をよく使うことを考え、手のツボに刺鍼。
押されると痛むポイントが肩にあったが、刺鍼後に押すと痛くなくなっていた。
3回目
頭痛・吐き気は引き続きない状態。
肩の張り感と眼精疲労の訴えがあった。
10年来の肩こりもかなり軽減しているとのこと。
右を向くと首に張り感があったので、動きに関わる手のツボに刺鍼。
4回目
症状はほとんどない。
肩の張りのチェックの為来院。
左肩に一ヶ所、押されると痛む反応があったので腰のツボに刺鍼。
問題となった肩もかなり緩んだので、治療終了とした。
使用したツボ
まとめ
10年来の症状でこり感も顕著だったが、適切な治療を続けたことで段階的に解消していった。
吐き気を伴ってくると日常生活に影響が出てしまう。
原因に対して適切な治療を行えたことで、辛い症状を早期に解決できた。