打撲してから起き上がることが困難な首の痛み
症状
4日前、友人たちとスノーボードをしたときに転倒して首を中心に打撲した。遊んでいるときは痛みはなかったものの帰宅してから打撲部を中心に広がってきた。そこから首に重しが掛ったように常に痛みがあり、起き上がる動きに一番の制限を感じる。枕から頭を浮かすことがようやく出来る程度であり、自分の手で後頭部を支えないといけなかった。ここまで様子をみても症状に変化がなく、心配になり脳神経外科を受診したものの『異常なし』と言われたため次の手段として当院へ来られた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2021年2月 ~ 2021年2月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
頸部の緊張、特に左胸鎖乳突筋が著明であった。そこで手の甲にあるツボを使用した。起き上がる動きを確認すると半分ほど動けるようになった。次に肩上部を探ると特異的なコリがみられた。そこで手の甲のツボ・対側の足指のツボを使用した。再度、動きでみると最終的域で右の首の付け根に違和感が残ったため、手の甲のツボで対応するとスムーズな起き上がり動作が可能になった。
使用したツボ
まとめ
筋緊張やコリに対して鍼をするのではなく、これらを指標に最適なツボを選び改善へと繋げました。
本件で示した通り手足からの影響も考慮し施術へ繋げていくと難しい症状へのアプローチも可能となります。
担当スタッフ
洲崎 和広