バドミントンをすると痛くなる膝
症状
2週間前からバドミントンをすると膝に違和感が出る。当初は練習や試合の終盤に痛みが出ていたが日を重ねるに連れてコンディションが悪化してきた。1週間前には練習開始30分ほどで痛くなったことから近くの病院へ受診した。そこでは『オスグッドのため、安静を最優先の治療にしてください』と言われた。これから市内・全道の大会もかかっていることから安静を避けたいと考えて調べていると当院へ行き着いた。
生活ではほぼ問題なく過ごしているが患側の膝関節の動き・下肢の重たさがあった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2020年8月 ~ 2020年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
膝関節の屈曲・伸展、ラセーグテストでの下肢の重たさを指標に施術をすすめた。
まずは膝関節の動きの起点となる臀部に鍼をした。次に大腿部の緊張を和らげる目的で背部・腰部にあるツボに鍼をした。施術後に確かめると左右差がなくなったため終えた。
2回目、『練習の終盤に痛みが出るくらいで前回より状態が良い』とのこと。そこで同様の施術を行う。
3回目、『体重をかけると痛みが再現されることに気が付いた』とのこと。そこでこれまでの施術に足指のツボを加えた。
4回目、5回目と経過良好であり6回目に施術間隔を開けてみたが痛みも感じずにバドミントを行えていることから終えることにした。
使用したツボ
まとめ
膝の動きを整える施術を繰り返すことで改善がみられました。バドミントをすると言う特定動作であったため現場では何を指標に行うかを考えると膝の屈伸運動や下肢挙上動作でありました。この部分で共有を図ることで患者さんと一体となって進められたことも大きいと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広