股関節のトラブルに伴う足の重だるさ
症状
以前より両股関節にトラブルがあり足が重い状態が長く続いていた。
3週間前から特に右足がだるくなり、夜中にだる痛くて起きてしまう。ひどいときには運転席に座るときに右足が持ち上がらず、手で持ち上げることもある。
お尻はピンポイントの痛みがある。
両股関節が臼蓋形成不全であり、股関節が上手くつかえていないのではと指摘されたことがある。
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来院者
女性
50 代
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期間
2020年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初回
臀部のピンポイントの緊張の部分を確認すると、少し外側で股関節の動きに関係する場所であった。関連する腰のツボに鍼をしたところ緊張がやわらぎ痛みも減った。
足が持ち上がりにくいという状態から、股関節の屈曲もしにくいと考え足の甲に鍼をした。
さらに足全体の緊張に注目し施術をおこなったところ、足の軽さを感じられたため初回の施術を終えた。
2回目
初回の後は、夜中に起きずに眠ることができた。
右足の軽さと動かしやすさも感じるようになったが、今度は左足の重だるさが気になってきた。
左右のバランスを考え初回と同様に施術をした。
使用したツボ
まとめ
股関節の動きがスムーズでないため、歩行や立ち仕事で周囲の臀部や大腿に負担がかかっていた状態でした。
初回では腰や背中まで凝って重い感覚もあったが、体全体がとても軽く動かしやすくなったという感想もいただきました。
臀部や大腿部の緊張は上半身にも影響してくるため、足が軽くなり動かしやすくなったことで上半身への負担も減ったと考えられます。
施術のあとの着替えの際に「足が簡単に上がりズボンを楽にはけた」、と日常動作での変化をしっかりと確認できました。