黙っていてもゾワゾワとする肩上部の不快感のため寝れない
症状
1週間前まで上半期の決算があり残業が続きほぼパソコンでの作業が続いた。明けて7月になると緊張の糸が切れたように肩こりを酷く感じるようになった。日を重ねるごとに悪化して、ここ1週間は常時肩上部がゾワゾワとする不快感があり眠ることさえできていない。寝不足のため、身体に疲れを感じ何とかならないのかと相談をいただいた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年7月 ~ 2020年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
患部を中心にチェックすると肩上部のコリ・左の回旋制限・左肩の側方挙上、内外旋に制限がみられた。
1~2回目、主訴から肩上のコリを解消を目的に施術を行った。関連する臀部のツボ、足のツボ、胸椎のツボ、仙骨のツボに鍼をした。3回目の施術時に眠れるようになったことの報告を受ける。
3~5回目、肩の動き・首の動きは1回目と比べ半減していた。そこで上記と同様の施術方針のもと手のツボ・ふくらはぎのツボ・胸椎のツボなどを加えた。
5回目終了時には、肩・首の動きに制限はなくなった。
6回目、これまで週2回のペースで行い、週1回へと間隔を開けても症状が安定していたため施術を終えることにした。
使用したツボ
まとめ
坐位時間が長いと臀部に負担をかけそれが背骨に伝わり肩こりの要因となっていたと思われる症例であります。このように考えると肩だけにアプローチしても一時的なものしか得られないため全体観察の必要性を感じました。また、関わる部の評価に際して動きでみていくことで患者さんとしても課題を認識し、一緒に施術を進めることが出来ると思います。
担当スタッフ
洲崎 和広