1か月前から続いている首肩のこり
症状
1月前から右の首と肩にこりを感じるようになった。時間が経つにつれ、痛みを感じるようになってきたので、かかりつけの病院で、レントゲンを撮ったが「特に異常はない」と言われた。
趣味で縫い物をすることが多い。こりと痛みが強く、なかなか眠れない日がある。
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来院者
女性
70 代
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期間
2019年12月 ~ 2019年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
コリと痛みは常に感じているが、頚を後屈した時に痛みが強くなることが分かった。関連がある肩甲間部を調べると、筋緊張が著しい部分が見つかった。そこに鍼をしたところ、頚部を後屈した時の痛みが半分以下になった。さらに関連する上肢のツボに鍼を追加すると、動作時の痛みはほぼ感じなくなり、こりも来室時の2割程度まで緩和された。同様の施術を3回続け、こり・痛みとも日常生活に差し障りがないレベルまで軽減したので、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
首や肩のこりの原因は多岐にわたる。この症例では趣味の縫い物をする時に、うつむき加減になって手を使っていたことが原因になっていた。本人は意識していない、日常の生活動作の中にこりの原因が潜んでいることも多いので、注意深く問診や触診を行うことが大切である。