久しぶりのゴルフで痛めた腰
症状
ずっと我慢していてたゴルフ場が解禁となり仲間と共にラウンドした。終盤に差し掛かかってくると腰が重たくなってきて『まぁ、いつものこと』と思っていた。帰宅し、入浴を済ませ子供と床上で遊んでいるときに物を取るために手を前に伸ばすと腰にズキッと鋭い痛みが走った。そこから1日湿布をして安静にし、何とか仕事へ行ける程度になった。仕事に出てみたもののデスクワークが多くずっと座っていると腰から臀部にかけて重くなつてくる。また、歩いても腰に痛みが響き『落ち着く姿勢が見当たらない』1年前に同じような症状のときに当院で施術を受けていることから連絡をいただいた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
生活動作の改善を行うことにした。立ったり座ったりする動きに痛みがあったため仙骨の動きに注目し肩上部のツボを使った。その場で動きに変化があり、腰を伸ばすところで痛みが残りその他の動きはスムーズになった。歩行動作でも痛みの軽減を確認した。最後にハムストリングに見られた緊張に対して肩甲骨のツボを使うことで対応した。聞くと『6~7割程良くなりました』と言われていたため1回目の施術はここで終えた。
2回目、『施術したその日の夜はちょっとだるさが増したが次の日を境に徐々に良くなってきて、今は腰を伸ばしたり曲げても痛くない。腰がやや重たく感じるとこと』
腰の重たさをみていくと股関節の屈曲可動域に制限がみられた。そこで、その動きにフォーカスし施術を行うと『座っているときに感じていた腰のだるさ』がとれたとのこと。経過も良好だったことから生活上の注意を伝え終えた。
使用したツボ
まとめ
当院が提供している鍼技術は座位で行うことが出来て本件のような急性腰痛にも対応可能であります。1回目で痛みを軽減することを目的に全ての痛みを追わなかったことで2回目への施術をスムーズに行うことが出来ました。身体の変化をみていくとその場で変わるのに限界がありますので“止めどき”を常に頭に置いておくことで患者さんとっても最小の負担で施術を受けることが出来ると思います。
担当スタッフ
洲崎 和広