上を向くと気持ちが悪い
症状
1週間前から何となく調子が悪く目覚めが悪い。これまで感じなかった倦怠感が日中続き、仕事・家事に集中できない。肩こりもあまり感じない方であったが不調を感じるようになってからは首から肩にかえて筋張っている感じがしている。そのため、首のストレッチをやってみた所、上を向くと気分が悪くなることに気づいた。無理にはストレッチをしないように過ごしていたが症状が取れないことから何とかならないかと相談を受けた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2020年2月 ~ 2020年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
側頸部~鎖骨にかけての筋の緊張が強い、また背骨に注目すると頸椎と胸椎の境目に特異的な緊張を見つけた。
そこでこの部を解すように手のツボと鎖骨にあるツボに施術を行った。1回の施術で上を向いての痛み、不快感はなくなった。2回目の施術時には『全般的に調子が良い。背中のつっぱりが前日から感じた』とのこと。動きで見ると下向き時に痛みを発していたので、臀部のツボを使うことで対応した。3回目、特段の症状は無くなっていたが肩甲骨外縁に強い緊張がみられたため腰のツボで対応した。
経過も良好なため、施術を終えることにした。
使用したツボ
まとめ
胸椎1番目の緊張が頸部の動きを制限した症例であります。ここに鍼をすることなく、他の部位からの緊張を取り除くことで動きやすさを体感してもらいました。本症例は初めに患者さん自身が頸部の動きの悪さに気づいていたためそこにフォーカスすることで早期に施術を終えることが出来たと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広