生理中の頭痛と生理後も続く下腹部痛
症状
10年前から、生理前後の一週間、目の周りから頭の後ろにかけて痛みが出る。病院で偏頭痛と診断され、レルパックスが処方されている。
生理中は、薬を飲まないと一日中頭痛が続く。
前回の生理中から、下腹部痛が続く。「恥骨の奥がジンジン」と痛む。排尿時に痛みが強い。
生理が終わって一週間経っても痛みが収まらず、以前、他の症状で通院していた当院に相談となった。
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来院者
40 代
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期間
2018年1月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
首の後ろに強い緊張がみられた。対応する手の甲のツボに鍼をすると、緊張が緩和した。
さらに、恥骨上部に強い圧痛と緊張があったので、膝のツボに鍼をしたところ、圧痛が消失した。
肩コリが残っており、関連するお腹の緊張を確認した。足のツボに鍼をすると、肩こり、お腹の緊張が緩和した。
下腹部痛は1診目以降感じなくなった。4診目で「10年ぶりに生理中の頭痛がなく、薬を飲まなかった」との報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
排尿時の下腹部痛、生理中の偏頭痛には、身体の過度な緊張が関わっていることが少なくない。
病院の検査ではっきりとした原因が特定できなかったり、薬を飲んでも繰り返し症状が出るような場合は、鍼による施術で成果が出ることが多い。
過度な緊張を特定し、対応するツボを正確に捉えることが出来れば、長年悩んだ症状も、短期間で改善する可能性は高い。