蓋をされたような感覚で音が聞こえない
症状
1週間前、仕事中に両耳に蓋をされたような閉塞感に陥り、音が聞こえなくなった。2日後、耳鼻科を受診すると「突発性難聴」と診断される。内服薬を処方され服用するが、5日後の聴力検査で改善がみられない。鍼灸が良いとの情報を得たので、当院のホームページを見て来院された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2017年6月 ~ 2017年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
7回
施術と経過
頚・肩の筋肉の緊張は耳への血流を悪くする。その緊張の原因と考えられる背中に鍼をした。帰宅後、軽いめまいがあり耳鳴りが高い音に変わったとのこと。
3診目、閉塞感が気にならなくなる。しかし、人混みに行くと聞こえにくさを自覚する。手のツボを追加する。
5診目、音が良く聞き取れるようになり、耳鳴りと閉塞感も気にならない。
その後も施術を続け、状態が安定しているのを確認。7回の施術で終了した。
使用したツボ
まとめ
発症から間もないこともあり、回数を重ねるごとに症状が改善していった。耳の症状を訴える方は特徴的な頚や肩の凝りがみられる。その凝りの中に耳への血流にかかわるポイントが存在するため取り除くことが、症状を改善させるために必須である。