長時間立っていられない程の足の痺れ
症状
3か月前から仕事場で立っていると臀部を中心に足先までの痺れを感じ始めた。初期のころは座位に変えたり姿勢を変えるだけで痺れは治まっていたが今では痺れがあるとその後数時間はどんな態勢になっても痺れている。一週間前に整形外科へいき腰椎椎間板ヘルニアと言われたが運動療法を中心としたリハビリテーションでは症状は変わらなかった。担当医に言われた手術するという選択肢は最終手段とし、他の方法として当院へ連絡をいただいた。初診時には跛行して来院された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年1月 ~ 2020年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
来院時座位・立位のどちらの状態でも痺れがあった。一番痺れを感じていた臀部には特異的な緊張がみられた。そこでこの緊張を和らげるために臀部の2点に鍼をした。確認するとほとんど痺れはなくなった。歩行時の跛行も無くなっていた。
2回目、『前回から調子が良い、少し太ももの裏側が痺れている』とのこと。仙骨部、ふくらはぎに緊張がみられたため仙骨部にあるツボに鍼をした。痺れは消失し、他は前回と同様に施術を行った。
3回目、『ほとんど生活に支障がない程度になった』とのこと。痺れは前回の施術以降無くなり少しの腰痛を感じていた。臀部の緊張を解す事で対応し、全ての施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
臀部の緊張が招く足の痺れ・腰痛はよくあることであります。3か月経過であっても今回のケースのようにスッキリと取れる場合も少なくないと思います。それは、腰椎椎間板ヘルニアに目を向けるのではなく臀部の緊張に注目した施術を組み立てていくためであります。
今回のように手術をするくらいならと縋る想いで来られる患者さんに応えられるように臨床を重ね、より精度を高めたいと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広