3年間続いた股関節の痛み
症状
3年前に歩いている時に急に左股関節に痛みが出始めた。整形外科・整骨院・整体・鍼灸と通ったが、ある程度は変化があったが、これ以上は変わらないと諦めていた。
犬の散歩で、犬に引っ張られたりする時が特に痛む。あぐらをかくと左側が途中までしか開かなくて辛い。
ご家族がぎっくり腰になり、当時往診専門であった当院をネットで見つけ、施術前後の変化を見て、自分も治療を受けてみたいと思い、その場で依頼した。
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来院者
女性
60 代
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期間
2016年5月 ~ 2016年6月
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通院回数
2回
施術と経過
<1診目>
動きを確認すると、あぐらをかく動きと、仰向けで足を45°に上げてから内側に向けた動きで痛みと可動域制限がある。
続いて細かく確認していくと、股関節外側に緊張があった。その緊張を取るために膝に鍼をすると、直ちに緩み股関節の痛みが解消し、可動域の制限も無くなったの終了とした。
<2診目>
(6週間後)痛みはあるが動きは良い。前回と同様の施術をし終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例は、3年前の歩行時に何かしらの衝撃があったと思われる。その際に衝撃の反動で股関節が詰まり、その状態でいることにより、股関節に過緊張を生んだことが原因になったと考えられる。
股関節外側に一番強い過緊張があった為、あぐらなどの姿勢が取れなかったのである。
股関節に過緊張を引き起こす原因は、股関節自体には殆どない。過緊張の元を緩めることで早期に症状が解消されたのである。