首こりと便秘をともなう妊娠32週の逆子
症状
32週の段階で逆子が判明し、来院した。第3子の妊娠で、第2子のときにも逆子になったことがあるが、そのときは自然にもとに戻ったとのこと。
首のこり、便秘、腹部の張り、冷えなどの症状があり、風邪もひいている。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年12月 ~ 2019年12月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
患者から訴えはなかったものの、腰背部を触診したところ、強い緊張があり、腰方形筋に強い圧痛がみられたので、臀部のツボに鍼をして筋肉の緊張を緩めた。
普段は首・肩こりをあまり感じないとのことだが、強い緊張がみられたため、首肩と同時に腰部の緊張を緩めるねらいで手のツボに鍼をした。
2診目、首肩の症状はなくなっており、腰部の緊張も緩んできたため、初診のときの臀部のツボに加えて、冷えを解消する目的で足のツボに鍼をした。
初診から約10日、3診目の後の検診で逆子が直っていることがわかった。冷えなど、残った症状を解消するため、頻度を減らして受診を継続している。
使用したツボ
まとめ
妊娠32週と、比較的早い段階で施術を開始でき、腰部を始めとして、腹部および子宮の緊張状態に大きく影響を及ぼす部位の緊張を的確に緩和させられたことで、胎児が頭位に戻る環境づくりができた。