逆子 妊娠29週
症状
妊娠26週で逆子との指摘を受けた。主治医からは、胎児の頭部の位置に応じて側臥位をとるようにと指示され、実行していたが、変化がなかった。
今まで鍼を受けたことがなかったが、何とかしたいと思い、当治療室のホームページを見て来室した。
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来院者
女性
20 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
〈1診目〉慎重に触診したところ、季肋部と側腹部に緊張があった。また、背部は下部胸椎の両側に筋緊張がみられた。これらの部位と関連がある上肢と下肢のツボに鍼をすると、すぐに緊張が軽減した。再度腹部を触診すると、全体がタプタプとした柔らかい状態になっていた。
3日後の健診で頭位を確認。
〈2~7診目〉逆子は治ったが、また元に戻ってしまわないかという不安があり、施術の継続を希望された。柔らかく丸いお腹を維持できるよう、適宜ツボを選択し施術した結果、逆子に戻ることなく無事頭位で出産された。
使用したツボ
まとめ
妊娠29週と早期に来室されたことと、妊婦に多い腰痛や肩こり、下肢の冷えなどがほとんどなかったことが、早期に改善した要因だと考えられる。当治療室での逆子への施術は、基本的に28週から35週くらいまでを対象としている。28週以降早期に施術したほうが、改善する確率が高いことが経験上分かっているので、早めの受診をおすすめしたい。