起床時と歩行で感じる腰から腿へかけての痛み
症状
介護の仕事に就いている。
仕事による疲労のためか、日常的に腰の張りを感じていた。
先週の頭位から、歩いている時に左腿の裏側が突っ張る感じが強くなった。
施術前日の朝、起床のため上半身を起こす動作で腰に強い痛みを感じた。
身体を後ろへ反らす、身体を捻るという両動作で痛みが出現していた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年8月 ~ 2019年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
仰向けから上半身を起こす動作で痛みが出現することから上半身を調べたところ、腰の動作に関係する肩甲骨周囲の筋肉に緊張がみつかった。
これらの緊張を弛めるため臀部と背中にあるツボへ鍼をおこなったところ、上半身を起こす動作が楽になった。
まだ、歩行時に腿の裏側に突っ張りを感じるため腰に鍼をおこなうと、歩行時に感じていた突っ張りが消えていた。
身体を後ろへ反らす、身体を捻るという両動作で痛みが出現しなかったことから、今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
介護施設の室内レイアウトが各部屋同じため、単純な労働作業を繰り返していた。
そのため、左側にばかり筋緊張がうまれていた。
施設入居者を抱え起こす動作が多いことから、肩甲骨周囲の筋緊張状態が続き腰にまで影響がおよんでいたと考えられる。
この肩甲骨周囲の筋緊張を弛めることに注力したことで解消できた症例だった。