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症例を書いた鍼灸院:スギヤマ治療院

石灰沈着性腱板炎と診断された左肩の痛み

石灰沈着性腱板炎と診断された左肩の痛み

  • 患者

    女性

    40 代

  • 来院

    2019年7月 ~ 2019年8月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    4回

症状

7月下旬、家の仕事をしている時に左肩に痛みが走った。
その後、肩を動かさなくても動かしても、日中も夜間も痛みが出るようになった。
整形外科に行かれて画像検査を受けた『石灰沈着性腱板炎』という診断が下った。
患部に対する痛み止めの注射や湿布、点滴を受けるものの変化がないため鍼灸にかけてみようと思いご来院された。

施術と経過

初回
とにかく左腕は全く動かず痛みが強く出ていた。
肩の屈曲(前習えの動き)は10度くらい。外転(横から腕をあげる動き)は5度くらいの角度しか動かなかった。
まず動かせられず強く痛みが出ていることや夜間痛が出ているので炎症に関係が深い肩のツボと肩関節の基軸を作るために脊柱の反応を確認して足のツボに鍼をした。
その後、肩を屈曲させる腰のツボ、外転させる足のツボに鍼をした。
屈曲10→20度、外転5→10度の変化。

2回目
雑巾を絞ったりすることはやれるようになった。
しかし、腕は動かせられない。
初回と同じコンセプトに加えて、肩関節と構造的に酷似している股関節を曲げる動きを考えて足の甲に鍼をした。
この日は屈曲20→40度、外転10度→15度弱。
外転での進捗が足踏みとなったが屈曲は大きく変わった。

3回目
前回終了後から夜間痛がなくなり、徐々に肩が動かしやすくなってきた実感を得られたとのこと。
屈曲、外転に対しては今までと同じようなアプローチに加え、外旋という動きをしやすくする目的で脊柱のツボに鍼をした。
屈曲90→120度、外転40→170度。
それぞれ大きく違いが見られた。

4回目
前回終了後からさらに違いが出てきた。
屈曲も外転も上げきる前に硬さを感じるとのことなのでそれぞれの動きを改善する目的で腰部、足部のツボに鍼をした。
屈曲外転とも左右の差はなくなった。

回を重ね、動きが伴うたびに痛みは取れていった。

使用したツボ

まとめ

医療機関にて石灰沈着性腱板炎という診断が降った肩関節の症状。
肩に可動域の制限があり痛みがあった。
整動鍼や活法の原理原則。
”動則不痛 不動則痛”つまり動かす事ができれば痛みは取れてきて、動かせられなければ痛みが生じる事を考えてどの動きがしにくいのかなどひとつひとつ対応していく事で違いが現れた症例であった。

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