1年前に腰椎椎間板ヘルニアと診断された
症状
1年前の仕事中に腰を痛め当時は整形外科へ受診した。診断は「腰椎椎間板ヘルニア」であり、足の痺れと腰の痛みがあり今まで整体院やマッサージ店へ行っていた。その時は良くても長続きはしなくこのままの症状が続くのかと心配になり連絡をいただいた。
デスクワークが主体の仕事のため、2,3時間座り続けていると腰が痛み出し以前あれば立って軽いストレッチをすれば仕事後までそう感じることはなかったが今では治まることはない。痺れは足全体的に常時あり最近特に酷く感じるようになった。今まで気にしていなかったがまっすぐに起き上がることが出来ず、腰の動きが緩慢である。
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来院者
男性
30 代
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期間
2019年6月 ~ 2019年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
座っているときの痛みを考え、仙腸関節に注目した。すると強い緊張が見られ圧痛があった。ここが要因となっているものと考え施術を始めた。
背臥位で施術を行い、仙腸関節と関連する肘のツボと脚のツボに鍼をした。確認を行うため起き上がると途中痛む程度であり「いつもより動きやすい」とのこと。
前屈運動を診ると腰椎部に痛みを訴え、関連する脚のツボに鍼をした。
「少し軽くなったみたい」と言われたていたので1回目は終了した。
2回目、3回目施術後は良いけど5日程で症状が戻ると言う状態が続いた。『マッサージや整体より施術後の効果が長持ちする』とのこと。4回目を始めるとき再評価。この頃には、痺れが無くなっていた。生活動作は大幅に改善され仕事中の腰の痛みが気になる。そこで腹部の緊張、ハムストリングスの緊張に対応するツボを施術に加え様子みた。
5回目、「この前の施術が良かったみたい」とのこと。施術後から気にすることなく仕事をしている。
そこで同様の施術をし、症状が出現するようであれば連絡をいただくように伝え全ての施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
動きや症状に耳を傾け「ヘルニア」と言う診断がついた中でも改善されたケースであります。4回目のときに腰部と表裏関係にある腹部、支えるハムストリングスをチェックし施術に繋げることが出来たのも改善スピードを高めた要因と思います。
最初のうち患者さんから「ヘルニアがあり…」と言うのを何回も聞きましたが施術回数を重ね、症状の緩和が見られると口にしなくなりました。それはヘルニアかもしれないが気にすることなく生活出来ていた証拠と思います。診断名も大切ですが目の前にいる患者さんに目を向け、身体が回復する道作りをしていきたいと改めて思いました。
担当スタッフ
洲崎 和広