幼少期から緊張感があると下痢になる
症状
幼少期から緊張するような場面や疲れが溜まってきた時に下痢になる。
医療機関では『ストレス』という説明を受けるだけで時に対応はされていなかった。
それが発症するのは規則性はないものの以前に比べると頻度が多くなってきた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年5月 ~ 2019年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初回
広く触診をしていくと両側背中中部、下腹部に緊張がみられた。
下腹部と下肢は冷え傾向。
その緊張を取っていく目的で両側の下腿のツボに鍼をして10分置鍼をした。
時間を追うごとに下腹部の硬さが取れ下肢に温かみが出てきて10分後背中も含めて確認をしたところ背中の緊張も無くなった。
2回目
初回施術以降、便通の調子は良い日が多かった。
ご来院される前日くらいに疲れが見えてきたせいか若干緩めだった。
広く触診をしていくと背中上部、中部(前回よりは緩やか)、左下腹部に緊張があった。
頭のツボに鍼を打ち、その後左下腿部のツボに鍼をして10分置鍼した。
背中とお腹の緊張は無くなった。
現在、別症状でメンテナンスにいらしているが下痢の症状は出ていない。
使用したツボ
まとめ
ストレスというのは誰しもが抱えているものであるがそのストレスによって身体にどのような現象が現れるのかを考えた。
その場合、下痢症状なので腸の状態により背中、腹部の緊張がみられることが多い。
その緊張を寛解させることで腸の調子が整い下痢の改善につながった症例であった。
また、身心で言えば”身”の背中、腹部、腸の状態が良くなってきたことから“心”にも余裕が生まれストレスにも適応ができるようになったのではないかと考えている。